自動車産業が日本経済を支える重要な基幹産業であることは言うまでもない。自動車は先端技術の結晶であり、何万点もの部品が使われ、かかわる企業は広範で裾野の広い様々なテクノロジーに支えられている。特に近年は100年に1 度の大変革期を迎えているといわれ、環境負荷を低減するため世界的に脱ガソリン化が進み、電気自動車へシフトするため変化が加速度的に速くなっている。そうした自動車技術の発展を1992年の開始以来、30年以上見続けてきた「人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA」（主催：公益社団法人自動車技術会）が、2024年 5月 22日（水）〜24日（金）までの 3日間、パシフィコ横浜で開催される。

◆国内最大級の自動車技術専門展示会

　今回は484社が出展（2024年3月1日現在・共同出展社を除く）。会場では、企業・団体による発表や展示のコーナーと併せ、2050年のカーボンニュートラルを目指した取り組みの加速へ向けた「技術の進化」と「新しい価値基準」でサステナブルな循環型社会を実現するためのアイディアが集結する自動車技術会の企画展示コーナーで構成されている。自動車・部品・車体メーカーの設計／研究／実験／開発の技術者・研究者、生産技術・品質管理／技術管理／購買部門の担当者、公的研究機関の技術者・研究者、自動車周辺企業の技術関係者、大学／専門学校／工業高校の教職員・学生などを対象とし、約60,000人の来場者を見込んでいる。